2016年12月4日日曜日

 
12月2日、東京、アルカディア市ヶ谷で、大学の国際交流環境の充実を考える国際シンポジウムが開催されました。

このシンポジウムは、本学も加わっている日本私立大学協会が、昭和21年(1946年)、終戦直後に創設されてから70年を迎えたことから、その記念行事として開かれたものです。

基調講演、学生セッション、各国学長セッションなどが行われました。


 
学生セッションでは、留学を体験した学生から、「量から質へ」に関する提案-1-6-1-が行われました。
 


留学成果を高めるため、1ヶ月の留学(たとえば夏休み)、6ヶ月の国内での学習(後期の授業や自学)、そして1ヶ月の留学(春休み)のプログラムを提案しました。
 

背景には、多くの学生が準備不足のまま留学し、regret(後悔)をした体験を持っているからです。また、連続した2ヶ月より、同じ2ヶ月であれば、1+6+1の方が成果は高いと説明していました。旅費がかかるんですが。

最初の1ヶ月は、後悔となる1ヶ月かもしれませんが、強いモチベーションづくりに重要なのかもしれません。
教育成果を高めるためには、このような体験に基づくモチベーションは重要と思います。

意見交換では、留学の成果を評価する意見とともに、その充実のための経済的支援を求める意見がありました。

 
各国学長セッションでは、韓国、モンゴル、タイ、台湾、インドネシア、およびベトナムの各国から、「国際交流の現状と10年後の展望」に関する意見交換が行われました。
 
人材のグローバル化のために、各国の現状と課題が説明され、本学の国際交流環境の現状と課題を考えさせられました。




長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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