2017年11月16日木曜日

文部科学省が私立大学振興のために支援する事業で、本学から申請した事業が採択され、11月15日に記者発表を行いました。

事業名は「北東北の人口減少社会における自律的課題解決に向けたハブ機能構築と社会的資本の維持開発研究事業」です。

北東北では、人口減少に伴って社会的資本に関わる人材が減少しています。そのような社会的環境の中で、くらしや産業の基盤となるインフラは老朽化が進行しています。このため、本事業は、地域の将来を考え、北東北の人口減少社会における防災および社会インフラの表寿命化技術の開発研究を中心として、地域の課題を集約するハブとしての大学の機能を強化し、企業と生活者が行政とともに自律的かつ主体的に地域の産業および文化の発展に携わり、雇用の創出と定住者の拡大が実現できるよう、ハード・ソフトの両面から北東北における社会資本の維持拡大と社会的資産の利活用に資する研究活動を行うものです。


本学は、長くインフラに使用される材料劣化に関わる研究が行われてきました。特に、寒冷地におけるコンクリートの劣化に関わる研究活動では、高い評価を受けてきています。これまでの研究成果をさらに発展させ、この事業を通して地域貢献を充実させたいと考えています。



307会議室で始まった会見では、高橋晋社会連携学術推進室次長(写真右)から事業の概要説明が行われました。



その後、これまで研究が行われてきている実験室(上)と、研究や研修に使用される老朽化橋梁について、記者の皆さんに説明させていただきました。


場所は、大学構内の西側です。
一見、廃棄されたように見える橋桁ですが、貴重な教育研究材料ですので、よろしくお願いします。

長谷川明 Akira HASEGAWA

八戸工業大学第10代学長。

青森県弘前市出身。教授、工学博士。専門は構造工学、橋梁工学など。

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